パンク、ハードコア、スカ、クンビア、ヴィンテージ・ラテン、ソンハローチョ・・・
様々な音楽がクラッシュするメキシコ・シティ周辺で最も注目を受けているグループ、ソン・ロンペ・ペーラ。
その名を一気に知らしめた2020年発表の大傑作が入荷。
メキシコ・アフロ系伝統音楽の重要楽器であるマリンバの素朴な音色をエネルギッシュに鳴らし、内に秘めたパンク魂を熱く燃え上がらせる演奏は一度聴いたら忘れられない。
本作の注目は、なんといってもチカーノ音楽の父、ラロ・ゲレーロのパチューコ・ナンバー、「ロス・チューコス・スアーベス」の楽しいカヴァー。
チリを代表するバンド、チコ・トルヒージョのマーチャことアルド・アセンホをフィーチャー。
9曲目ではクンビア界の大人気オルガン奏者/作曲家だったベネズエラ人、トゥリオ・エンリケ・レオンの名曲「クンビア・アルガロベーラ」をチコ・トルヒージョと一緒にカヴァー。
「抵抗」と「享楽」の精神がユニークに共存するクンビアという世界観を現在進行形でアーティスティックに奏でた大傑作。